第20期東京都知事選挙(2016) 第24回参院選(2016) 東京の得票一覧
都知事選の予想根拠を順次j紹介する予定でしたが、ブログを書く時間がとれず当日を迎えてしまいました。全部は出せないのですが分析資料として直前の東京都の開票結果だけ紹介しておきます。
先に述べておきますと、直前に行われた参院選東京都の開票結果は都知事選を予想するには難解すぎるものでした。マスコミ・メディアは独自に市場調査ができますが、個人ではそれができず、この結果しか頼れない点では個人で分析する限界を感じた次第です。
まず結果数字から。選挙区と比例区の得票を比較表です。ちなみに投票率は57.5%でした
東京選挙区(6人区) | 比例 | ||||||
自民 | 884,823 | 1,529,622 | 24.6% | 2,134,931 | 34.4% | ||
644,799 | |||||||
公明 | 770,535 | 12.4% | 710,528 | 11.4% | |||
民進 | 1,123,145 | 1,631,276 | 26.2% | 1,227,608 | 19.8% | ||
508,131 | |||||||
共産 | 665,835 | 10.7% | 882,538 | 14.2% | |||
お維 | 469,314 | 7.5% | 455,849 | 7.3% | |||
無所属 | 714,733 | 11.5% | 0 | 0.0% | |||
社民 | 93,677 | 1.5% | 175,458 | 2.8% | |||
国怒 | 82,357 | 1.3% | 100,412 | 1.6% | |||
幸福 | 20,412 | 0.3% | 22,779 | 0.4% | |||
改革 | 60,431 | 1.0% | 107,833 | 1.7% | |||
こころ | 102,402 | 1.6% | 102,676 | 1.7% | |||
生活 | 0 | 0.0% | 197,844 | 3.2% | |||
支なし | 21,441 | 0.3% | 93,075 | 1.5% | |||
他 | 61,510 | 1.0% | 0 | 0.0% | |||
6,223,545 | 100.0% | 6,211,531 | 100.0% | ||||
これをグラフにするとこんな感じになります。
自民・・・2人の候補者で約150万票しか得票できなかったにもかかわらず、比例では約210万票を獲得している。
民進・・・2人の候補者で約160万票を得票している(自民より上)にもかかわらず、比例では約120万票しか獲得できていない。
共産・・・前回の参院選に比べ、候補者の得票を減らしたにもかかわらず、比例では11万票を増やしている。
民進が選挙区で得票が多い理由は蓮舫氏が約110万票を獲得したことにつきます。単純計算ですが蓮舫氏に投票した約110万人のうち、比例区で民進党へ投票しなかった人が最低でも約40万人いたことになります。
反対に比例区で自民党へ投票した約210万人のうち、選挙区で自民候補に投票しなかった人が最低でも約60万人いたことになります。
東京都は6人区のため与野党ともに候補者を絞っての小選挙区選挙になりません。なので選挙区でもほぼ比例区と同じようにほぼ全ての政党から選べます。もちろん選挙区と比例区で別の政党に投票する人も少なくありませんしそれは不自然なことではありません。ましてや参院選は比例区でも個人名で投票できるますから、選んだ候補者が違う政党というケースもあるでしょう。
難解だとはじめに述べたのはこの点です。与党自公vs野党4党の構図が参院選でクローズアップされましたが、東京は6人区のため全く当てはまりません。ましてや自民と民進でこんなに逆転する結果になると、そもそもどちらをベースにするかでその先が大きく変わります。
私は都知事選分析の基本を以下としました。
①政党支持のベースは比例区票にする
②蓮舫氏票が主要候補者3人のうち誰に行くか?を考える
③自民+公明の票が増田氏と小池氏のどちらにいくか?を考える
④票の行方とともに棄権も含め投票率がどうなるか?を考える
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